こう言いますと、「お葬式じゃなくて結婚式感覚じゃない?」と思われるかもしれませんけれど、自分がお葬式を出してみて「冠婚葬祭」といっしょくたにされる理由もわかりましたよ。お葬式にしましても、追加追加で結婚式と同じように内容が変わっていきますからね。
そして逆にお葬式にしましても、結婚式とこれまた同様にシンプルにしようとすれば、とことんシンプルになっていきますから。ですから遺族の希望ひとつでお葬式の内容も変わるのですよね。けれども結婚式と違うところは、やっぱり気持ちの問題でしょう。
お葬式に向かう気持ちは、やはりいいものではなかったりしますから。その人その人によるところは大きいでしょうけれど、ハッピーな気持ち満載で向かう結婚式と比べまして、お葬式は明らかにテンションが違いますから。
ですからこそ、シンプル方向に向かっているのかなーと思います。今では家族葬という形でシンプルなお葬式が支持されていますし、家族葬自体もひとつのお葬式のジャンルとしてどんどん内容が良くなっているように思います。先に言いましたように、遺族により内容もさまざまにできますからね。